1954-05-30 第19回国会 参議院 農林委員会 第47号
○江田三郎君 私一つあなた方の根本的な基本理念というものをお尋ねしたいのですが、この間何ですか、ハイアライとかいうのがありましたが、この今競馬というのでもいろいろありまして、場外馬券等も行われており、ここでは馬も見ないで、新聞の予想や何かを見て馬券を買つて勝つたり負けたりするのですが、そういうようなところからも出て来る金を民間の社会福祉事業に使われるということは、もう少し突進んで行けば、ハイアライ法
○江田三郎君 私一つあなた方の根本的な基本理念というものをお尋ねしたいのですが、この間何ですか、ハイアライとかいうのがありましたが、この今競馬というのでもいろいろありまして、場外馬券等も行われており、ここでは馬も見ないで、新聞の予想や何かを見て馬券を買つて勝つたり負けたりするのですが、そういうようなところからも出て来る金を民間の社会福祉事業に使われるということは、もう少し突進んで行けば、ハイアライ法
先般、私はその行方はよく存じておりませんけれども、ハイアライ法などという法案が飛び出したような気がするのであります。権利の濫用という意味と審議の能率化という意味から言うならば、この議員の発案権そのものを制限するわけではないけれども、やはりある程度議事手続として調整をする必要があるのではないかと考えられるのであります。
先年ハイアライ法が国会に上程されましたときも、私どもはこの賭博を一日も早く終熄させたいという精神に立ちまして、必死になつてこの反対運動をいたしたものでございます。それであの賭博を一日も早く一掃したい、その念願がややこのたびは国家財政の中にそれを織込まれなかつたという形で現れて参りましたことを一大進歩であると存ずる次第でございます。
これをかりに一歩譲つて善意に解釈したとしても、この憲法を引用して、あのばくち法案であるところのハイアライ法を通す場合の提案の趣旨弁明にあなたが国会において行つたとすれば、きのうの発言以上に重大なるものを発見しなければならぬというふうに考えておるのでありますけれども、この憲法のうたつておるところの精神、條章に対して、あなたは現在どのような心境でおられるかということを、お聞きしたいのであります。
自分がハイアライ法を正当化しようとして―したことを正当化しようとして、われわれ民主的な国家建設の土台である憲法を守つて行かなければならぬ立場にある者が、しかもそれを土台にして国政を行わなければならぬ者が、――――――――――――――――――――――というようなことを言うようなことが常識で考えられますか。
○田子国務大臣 井上さんのおつしやる通り、今のハイアライ法は議員としても反対、閣僚としても反対の意思を明確に申し上げます。
そして社会福祉事業に対して見るに見かねて、これは何とか解決しなければならぬという熱意のある人たちが、仕事を十分にやつて行こうとするためには資金が足りない、こういう事態が起りますことは、やはり政府の厚生行政に対する根本的な態度あるいはその熱意、施策というものに、欠くるところがあるからこういう結果になつたのだと思うのでありまして、このハイアライ法のごとき賭博公認法が頭を上げて来なければならぬというところに
各県の知事が赤十字社の支部長をしておるが、その知事が電報をよこして、財源が乏しいために困難しておるから、ハイアライ法を通してくれ、こういう電報を赤十字社の支部長である知事の名前でわれわれのところによこしておる。驚き入つたものだ。これはやはり教組同様に、中央の指令によつて各地の支部がこういうことをやつておるものとすれば、赤十字社というものの精神は没却されてしまつておる。
○福田(昌)委員 ハイアライ法なるものは、大臣は御承知だと思いますが、これは非常な利権法案であり、ばくち法案です。そういうものでも取入れることは、非常にプラスになる、こういうようなお考えでございましようか。
かつて司令部がおりましたときに、このハイアライ法というものが国会にちよつと顔を出したことがありまして、私は司令部のこのようなものの係をしておる者に、名前は忘れましたが、聞いたことがあります。
それは日本ハイアライ協会のほかに東京ハイアライ協会というものがございまして、この東京ハイアライ協会がハイアライ法を作ると称して面白からざる方向に経費を使つた事実があるというので、嚴重取調べをしたわけでございます。その結果、どういう事件があつたか、詳細は私は存じませんが、とにかくこの東京ハイアライ協会というものは、政府の命令によつて解散を命ぜられました。処断を受けたわけでございます。